【2026春夏メイクトレンド】手軽に旬の顔に見せるメイク術を4人のメイクアップアーティストが伝授
HOW TO CREATE DELICATE LAYERED MAKEUP
2026年春夏のランウェイで多く目撃した、メイク感が決して強くないのに洗練オーラを放つ顔。パッと見ただけではわからない、あいまいなニュアンスをあいまいなままにさりげなくアップデートするブラーな質感、シームレスなツヤの入れ方など、ハウツーをマスターして。
【最新メイクルック1】ミュートメイク
色をミュート。質感でふっくらウォームに
ベージュのリップと、グレイッシュなパウダーで肌色を均一にミュート。赤みのニュアンスほんのわずかでありながら、グロッシーなツヤが明るい光を呼び込んで、みずみずしいオーラを滲ませる。
カラーレスメイクは隠し味に赤を入れておく▶ベージュのワントーンメイクは、色選びが肝心。リップもチークも、血色を感じるウォームなニュアンスのシェードを選ぼう。全体の色をミュートすることでぼやけがちな骨格に対しては、自分のスキントーンよりワンシェードだけ落としたパウダーを、広めにひとはけするだけでも、ごく自然なグラデーションが生まれる。
【最新メイクルック2】シルバーアイ
透き通るシルバーの光に目元の陰影をゆだねる
明るくもミステリアスな春のスモーキーアイは、光と影の要素を併せ持つシルバーに注目。穏やかな春光の下、まばたきするたびに揺れる陰影が、周囲の視線を吸い込むような引力を生む。
最新のリキッドアイシャドウ1色でグラデーションを仕込む▶影色グレーやブラウンのアイシャドウを、きらめくシルバーに置き換えて、軽やかにリフレッシュ。速乾タイプのリキッドが、重ねやすく陰影の濃淡も自在。微細なラメも均一にフィットする。まぶた全体に塗布後、アイラインと目のキワに重ねて。最後に黒のライナーで締めれば、強くも抜け感のあるまなざしが完成。
【最新メイクルック3】偏光ピンクのハイライト
発光するピンクで、冴えを灯す
ダークなマットリップに、偏光ピンクのハイライトで遊び心を。コントラストを調和させるのは、目元全体に潜ませた微発光のヴェール。膨張しそうなピンクが、広範囲に仕込むことで、意外なほどの引き締め役に。
偏光ピンクのハイライターをゴーグルゾーンに広く塗布▶リキッドハイライターは伸びがよく調整がしやすいので、しっかり偏光パールの入ったタイプがこの春は活躍しそう。ファンデを塗布後、頬骨のハイライトゾーンに加え、目周り全体にも薄く広げる。さらに目の内側などの光を集めたい部分に重ねづけ。アイシーな光が甘さを抑え、クールな横顔を照らし出す。
【最新メイクルック4】ピンクパレット
トレンドコーデの締め役にピンクパレットを抜擢
ファッションに色が戻ってきている今シーズン、メイクアップにも明るいパステルを取り入れて。微細な濃淡のグラデーションが仕込めるマルチパレットで、大人のピンクメイクをアップデート。
ピンクの濃淡で3Dのパステルアイを立ち上げる▶ピンク縛りで多面的な魅力を引き出す、シャネルの新しいマルチユースパレットが活躍。まず、右上のハイライターをアイホール全体に。左上のマゼンダを目頭上、左下のレッドをアイラインに足して、目のフレームを少し引き締める。右列2色をチークに広げたら、シームレスなグラデーションルックが完成。
SOFT REVOLUTION FROM RUNWAY
柔らかな春の気配をまとう、ランウェイ発のメイクトレンドを キーワード別にピックアップ。旬のムードを取り入れて。
【トレンドメイク1】シアースモーキーアイ
スモーキーアイは春霞のように▶アイフォーカスのメイクが戻ってきている中、静かな強さで存在感を放つ少しぼんやりとしたスモーキーアイ。90年代グランジのように、気だるげな色気を醸しながらも、淡く透き通るような奥行きが、つかみどころのない美しさを印象づける。グレーやブラウンの明度を上げて、落とす影を軽やかに。
【トレンドメイク2】ブラーマットリップ
ブラーマットの唇で、ハンサムを語る▶色で溢れるファッションには、リップも冒険してみたい。自由でロマンティックな70年代、エネルギッシュな80年代のパワードレッシングを始めとする回帰ムードのスタイルには、大胆に塗っても失敗しないブラーマットの唇を。ひと塗りでぴたりと吸いつく、無重力な塗り心地にも驚いて。
【トレンドメイク3】花びらチーク
チークは花びらのように、もっと幅広に▶チーク、ハイライト、シェーディングの境界が、さらにあいまいに。どこから始めようかと迷うなら、まずはチークをアップデート。繊細なパールの効果で、頬骨の高いところにはおのずと光が集まる設計だ。頬全体がふんわりと上気したような幅広チークは、ボリューミーなドレスによく似合う。
【トレンドメイク4】透けるピンクアイ
透けるピンクのまなざし▶肌に体温を宿すように溶け込む、ピンクベースの繊細なアイシャドウが豊作。見た目に可愛すぎると感じたり、ポップな印象のパレットでも、つけてみると案外ぴったりとなじんだりする。明度や輝度の高いハイライトやアクセントカラーをレイヤーしたまなざしは、春の光を吸い込んでますますまぶしく、凛と美しく。
【トレンドメイク5】ディープカラーのグロス
春のレッドリップは、ディープなグロスで▶溢れんばかりの潤いに満ちたグロッシーな唇に熱視線。クリアやpH系のナチュラルなグロスもいいけれど、秋冬のレッドやブラウンの置き換えとして、春夏はディープカラーのグロスで質感だけチェンジするのもかっこいい。マットでもグロスでも、輪郭をぼかして見せるブラーな仕込みが今の気分。
【トレンドメイク6】デューイなハイライト
骨格が冴える、青みパールの効能▶みずみずしくフレッシュな肌印象を、メイクアップの力でブースト。近年注目のパープル系ハイライターだと少しエッジが効きすぎてしまう場合、ピンクの中にブルーの光を内包した、よりなじみのいいカラーもオススメだ。クールな光を反射するブルーの効果で、骨格がすっきりと知的に整って見える。
【トレンドメイク7】目頭ハイライト
目頭に輝きをこぼす▶限りなく色をミュートしたカラーレスメイクの世界で、目頭にだけ強めに1点投入したハイライトが主役。輝度の高いシルバーや、クリスタルブルーが反射するまばゆい光が、モードな感性を刺激する。90年代ミニマルスタイルをモダナイズするアクセントとして、あるいは求心顔のテクニックとしても応用したい。
【トレンドメイク8】モーヴアイ
意志ある瞳は、モーヴニュアンスで切り開く▶グレーよりも肌なじみよく、ブラウンよりも影色効果が高く、パープルよりも温かい。ニュートラルカラーのいいところ取りをしたようなモーヴは、まさに今シーズンのメイクアップの気分を象徴するカラー。グラデーションが作りやすい中間色ならではの個性を、目元でワイドに開放して。
【トレンドメイク9】おでこまでの日焼けメイク
日焼け感メイクは、おでこまで▶ピーチ、コーラルなど、太陽の熱感を宿したフェイスカラーを、シックで統一感のあるルックスに落とし込むためのティップスをランウェイで発見。いつものチークゾーンに加えて入れるべきポイントは、おでこ、鼻先、あご先などのいわゆるハイライトゾーン。生っぽさのあるテクスチャーでフレッシュに仕上げて。
Photographs: SAKI OMI Makeup: NOBUKO MAEKAWA Hair: WAKA ADACHI at EIGHT PEACE Styling: AYUMI HAMAMOTO Model: BIBI at STAGE


















































